スピリチュアルにおける結婚とは

スピリチュアルにおける結婚の意味

一般的に結婚は、『愛し合う者同士が一生を誓う、幸せなゴール』という印象を持たれています。
新たな家庭を築き、社会的な信用を得ることにも繋がりますし、精神的な安定や幸福感を持つことができるという印象ではないでしょうか。

しかしスピリチュアルでは、意味合いが違ってきます。
結婚は、血縁者ではない他人と家族になるこということです。
それまでしたことのない我慢や、努力や責任の必要を感じるでしょう。
スピリチュアルでは、そのことによって魂を成長させのが“結婚”だとしています。
つまり、結婚は幸せになるためのものではなく、『苦行』だと説いています。
実際、結婚生活が長い人に結婚についてお話しを聞くと、『忍耐』『我慢』という言葉が出てくることに気が付くでしょう。
ウケ狙いの話のように聞こえるかもしれませんが、結婚は“魂を成長させるための修行”だと考えると納得できる事実として受け止められるでしょう。

結婚をするときは役場に婚姻届けを提出しますが、それはあくまでも書類上の夫婦です。
結婚生活を送るとなると、夫婦が本物の“夫婦”になるには簡単なことではありません。
責任が生じることで、お互いの甘えは恋愛時代のように容認されるものではなくなりますし、当然肉親のような無償の愛もありません。
お互いの親や兄弟姉妹、親戚との関わりもありますし、経済的なことや食生活、細々とした生活習慣など、摺り合わせしなければいけないことはたくさんあります。
価値観が違ったり、お互いの意見を譲らなければケンカになることはありますし、我慢しなければいけない場面も多くなるでしょう。
恋愛時代のようにはいかなくなりますし、お互いに好き勝手できることはほとんどなくなります。
さらに子どもができれば、子どものための努力や忍耐が必要になりますし、子どもを通して対外的な付き合いが増えます。
子どもが問題を起こせば、謝罪をしなければいけません。

どうですか、結婚は我慢と忍耐、という言葉に納得できるのではないでしょうか。
そうした我慢や忍耐を経験し、そこに本物の愛を見い出すことで、愛を学び愛を理解するために結婚をする、というのがスピリチュアルにおける結婚の意味なのです。
ですから結婚をすることで、魂は成長することができるのです。

結婚相手の選び方

人間がこの世に生まれてくる目的は、魂を成長させることです。
この世は修行の場であり、苦労を経験するほどに魂は成長することができます。
苦労をして、その原因を考え、自分を反省し、さらに改善することで、人はたくさんの弱点を克服し魂を成長させることがっできます。
つまり、のんびり幸せなだけの人生では、魂は成長することができず、生まれてきた意味がなくなってしまうのです。
『結婚も成長に必要な修行』と考えなければいけません。

しかし結婚が我慢と忍耐だけのものなら、そこに絆が生まれることはなく、みんな離婚してしまうはずだ、と考える方もいらっしゃるでしょう。
我慢と忍耐の中で築き上げた夫婦関係には、必ず素晴らしい絆が生まれています。
確かに離婚をしてしまう夫婦もいます。
しかし死ぬまで添い遂げる夫婦の方が多いでしょう。

では、死ぬまで添い遂げる夫婦になるには、どうしたらよいのでしょうか。
必要なのは、「この人と一緒に苦労を共にし、我慢も忍耐もしながらたくさんのことを乗り越えられるか」ということです。
つまり、結婚する前の相手選びが重要だということですね。
恋愛時代は、相手の良いところだけを見ようとします。
物理的な豊かさや相手と結婚することのメリット、自分の幸せや、世間に自慢できる結婚、そんな発想では死ぬまで添い遂げるなど無理でしょう。
相手の欠点も認め、結婚することで自分に課せられるデメリットなど、不利な部分も受け入れ、そして覚悟した上で結婚をしなければいけません。
結婚生活ではケンカをすることもあるでしょう。
価値観の違いにガッカリしたり、信頼できなくなることもあるかもしれません。
そこでお互いに歩み寄ること、欠点を見直すこと、努力をすることでお互いに成長することができるのです。

「この人となら、人生のどん底に堕ちても一緒に頑張ることができる」と思える人を結婚相手に選びましょう。
健康を失っても、お金を失っても、どんなときでもお互いに手を取って苦労を共にできると思える相手こそ、結婚相手に相応しいと言えますね。

結婚の縁

よく結婚相手のことを“赤い糸で結ばれた人”と言いますが、人には運命の人はいるのでしょうか。
スピリチュアルの観点から見た場合、そうした縁のある人は、何度も前世で人生を共にし、苦楽を分かち合ってきた存在だと考えられます。

スピリチュアル的には、人には特定の人との『縁』がある場合があります。
それは2人の間の“カルマ”で、それは解消しなければいけない『業』だけでなく、2人の間でやり残したことや、或いはそこにある情緒的な絆とも言えるでしょう。

前世のカルマが惹き合うのには理由があります。
カルマは、人が輪廻転生をしても現世に持ち越す感情のエネルギー、拘り、思想、執着です。
つまり、恋愛感情や結婚などの相手を来世に持ち越すのは不思議ではないのです。
ただし、そうした縁が必ずしも恋愛関係や結婚相手だったとは限りません。
親子の場合や兄弟姉妹の場合もあるでしょう。
縁が深ければ深いほど、現世で愛し合う関係になることは当然と言えますね。

スピリチュアル的・結婚できない理由

恋愛は上手くいくのに、どうしても結婚に行き着かないという方もいらっしゃるでしょう。
結婚が魂の成長のためにあるというなら、結婚できないのは何故でしょうか。

実は、そういった方のほとんどは現世の本人の問題ではなく、前世で問題を抱えたケースが多いようです。
伴侶に酷い裏切り方をされて結婚に懲りた人。
自分が伴侶を傷つけてばかりいた人。
不倫で自分や相手の家庭を壊した人。
このような過去世の行いがカルマとなって現世に返っているケースです。

また、中には前世での役目を果たし切れずに、現世でそのやり残しを果たすべく世の中に貢献するために結婚ができない人もいます。
前世が国に貢献するような大きな役目を持っていた場合、現世でもその使命を持って生まれ、その役目に気付き行動を起こすまでは結婚に行き着かないということもあるようです。

結婚の縁は、過去世のカルマが大きく影響してしまいます。
ですから結婚を望みながらなかなか結婚できないという場合でも、ご自身を責める必要はないのです。

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