スピリチュアルが示す“偶然”の意味

シンクロニシティとは

『シンクロニシティ』という言葉をご存知でしょうか。
一般的には「シンクロする」という言い方をしますね。
シンクロニシティは、全く関わりのないモノ同士が偶然シンクロ・共振すること、或いは意味を持った偶然の一致を指しています。
人には“内の世界”と“外の世界”がありますが、その両方の世界が偶然一致するということです。

例えば、『寝坊して電車を1本遅らせたら、疎遠になっていた人に偶然会った』ということや、『食べたいと思っていたケーキをプレゼントされた』ということ、『一緒に同じ歌を歌い出した』『いま考えていたことについて、話題を振られた』など、自分の心の中(内の世界)のことが現実に起こる(外の世界)ことを言います。
偶然の発信源は、その人自身です。
また、その人だけではない様々な思考が入り乱れることで、このような偶然が引き起こされるのです。
シンクロニシティは偶然起こるものなので、意図的に起こすことはできません。
ただし、内の世界で考えたことがエネルギーとなって、外の世界と一致することはあります。
嫌いな上司に対して「転勤になればいいのに!」と思っていたら(内の世界)、本当に転勤になった(外の世界)!のような話しを聞いたことはありませんか。
これも、内の世界と外の世界が一致したと言えますね。

もう一つシンクロニシティのお話しをしましょう。
例えば、自己啓発本を読んで考え方が変わったり、習慣や生活が変わることがありますね。
これは第三者の考え方が、その人の現実の行動を変えてしまうというケースです。
もう少し分かりやすくお話しすると。
友だちが好きな芸能人に自分は興味がなかったけど、友だちの話しを聞いているうちに気が付くとその芸能人が出ている番組を見てしまったり、情報を集めてしまう、ということです。
実際には、人の考え方を聞いても「へぇ~」と人の話として聞くのが一般的ですし、行動や習慣が身に付くということはほとんどないでしょう。
どんなに共感できることだったとしても、相手の思い(内の世界)がなければ自分の行動(外の世界)に影響することはありません。

ただし、全ての偶然がシンクロニシティだというわけではありません。
中には、内の世界と外の世界が一致していない偶然もあるのです。
例えば、『同じような交通事故を短期間に2度起こした』や『両親が立て続けに大病を患った』など、自分の思いとは全く関係ない事柄が偶然重なっても、それは非シンクロニシティですね。

偶然は必然

内の世界から発信されたものに対して、外の世界で受信するものが存在することで、シンクロにティが起こります。
例えば、同じことが2度重なった場合、それはほとんどの方が「単なる偶然」と感じるでしょう。
それをシンクロニシティと言われても「ただの偶然だよ」と笑うかもしれませんね。
では、それが3度重なったら?
それでもただの偶然だと思うでしょうか。
そうです、2度では強く感じることがなかったシンクロニシティも、3度になると分かりやすく納得できますね。

偶然に起こったことは、単なる偶然ではありません。
そこには意味があり、必然的に引き寄せられたメッセージだと捉えてください。
どんなメッセージが込められた出来事なのか、それは本人にしか知ることはできません。
なぜならそれは、その人の内から発信されて起こった出来事だからです。
最近、“考えていたこと”“望んでいたこと”“悩んでいたこと”を考えてください。
そこにメッセージのヒントがあるはずです。
例えて言うなら、オーダーしたハンバーグが(発信した内の世界)、テーブルに届けられる(受信した外の世界)ということです。
『発信する→起こる』というのがシンクロニシティです。
もうお分かりですね。
偶然は必然なのです。

メッセージの内容

先述の例でも述べましたが、シンクロニシティはオーダーしたハンバーグがテーブルに届けられるようなものです。
それは偶然ではありませんね。
オーダーしたから、届けられたのです。
つまり、オーダーする際に「何を食べたらいいのか分からない」「決められない」「なにも食べたくない」と言えば、ハンバーグが届けられることはないでしょう。
それどころか、「私もなにを届けて良いのか分からない」ということになります。

ハンバーグの例でお話しすると、シンクロニシティではハンバーグをオーダーしたことによってハンバーグとそれ以上の幸福のメッセージが一緒に届けられるでしょう。
シンクロニシティは意味のある偶然です。
必ずそこに、それ以上の意味があるのです。
ですから偶然なにかが起こったら、そのメッセージを考えてみましょう。

友人に裏切られてとても苦しくつらい時、どんなに涙を流しても、ジッと耐えても、悩んでも、何かが起こることはありません。
こんな気持ちからは抜け出したい、楽しい毎日にしたい、そう望めばその思考は発信されます。
そして外の世界で偶然、苦しみから抜け出すことができる出来事が起こるのです。
メッセージは、言わば『返信』です。
ジッと耐えて悩むより、善処した考えを持ちましょう。
そうすることで、必ず意味のある偶然は起こるのです。

マイナスの出来事が起こったら

良くないことが起こったときに、良くない思考でいっぱいになってしまうと、人生はとことん不幸な方向へと進んでいきやすくなります。
良くない出来事に対して、良くない思考を手放すことができれば、人生は幸福に向かって進んでいくか、悪くても現状維持をすることができるのです。

また、何かを強く望み過ぎることで、マイナスの出来事が偶然起こります。
「お金がほしい」と強く望み過ぎることで、出費が続いたり、大きな出費をすることが偶然起こるようなことです。
大切なのは強く望むことではなく、“考える”習慣です。
マイナスの出来事が起こったら、そこにどんな意味があるのかをよく考えてみましょう。

良い思いも良くない思いも、人の思いは常に届いています。
受信されて、それが出来事となって表れています。

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