ヨガが持つスピリチュアルな一面

ヨガのスピリチュアル効果

ヨガが日本に伝わったのは平安時代と言われていますが、近年のブームが巻き起こったのは1970年代のことです。
ヨガインストラクターが増え、ヨガ教室やカルチャースクールでヨガを取り上げられることが多くなり、ヨガを“習う”女性が一気に増えました。
多くの方がヨガを“習う”理由として「健康維持のため」「ダイエットのため」などとし、ヨガは一般的に『健康法』として捉えられてきました。
元々ヨガはインドで発祥し発達したもので、古代インドではスピリチュアルワークの一つとして考えられていました。
現在はヨガの種類が増え、健康法としてのヨガも多くなっています。

そのため本来のスピリチュアルなヨガを教えている人やその教室が「宗教っぽい」や「怪しい」などと言われることがあるようです。
元々のヨガのルーツを考えると、日本では全く価値観が逆転した状態で流行ってしまったのでしょう。
ですから“健康法”としてのヨガが浸透している日本では、スピリチュアルな部分を異質に感じる方も多いのかもしれませんね。

もちろん健康効果が医学的に証明されたことは喜ばしいことですし、そのことによって活用の場面が広がることも素晴らしいことです。
しかし一方で、ヨガのスピリチュアルな部分が疎かなってしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。

ヨガには、エネルギーの入り口である『チャクラ』や宇宙に満ちたエネルギー『プラーナ』など、目に見えない部分に働きかける大切な要素があります。
それこそが本来の目的であり、ヨガの本質でもあります。
目に見える部分が重視され、目に見えない部分を見ようとしないヨガは、ヨガの本質を失うことにも繋がる可能性があるでしょう。

瞑想の効果

健康法としてのヨガが流行り、さらに人気を集める背景には、ヨガの医学的根拠に基づいた健康効果が証明されたことがあるでしょう。
ヨガの基本とも言える“リラックス効果”では、ヨガの瞑想法のほうが通常の休息よりもリラックス効果があることが科学的に証明されています。
そのため近年の日本では、特に健康効果としてのヨガが注目されているのです。
しかしそもそも、瞑想はリラックスのためだけに行われたものではありません。

瞑想の目的は人それぞれあるでしょう。
それぞれのレベルによって異なるのも当然です。
しかし一つ言えるのは『自分自身の浄化』が一つの目的となっているということです。
チャクラを開きプラーナを巡らせるということができないレベルの方であっても、瞑想をすることで自身を浄化することが叶います。

人には潜在意識と顕在意識があり、顕在意識は全体の3%だと言われています。
つまり、人には潜在意識に発揮できていない才能や能力が隠れていたり、さらに潜在意識の中にあるものが人生や生活の中に影響し上手くいかないこともあるのです。
その潜在意識に光を当てて目覚めさせたり、自分の内側を観察することで不可解なことを紐解くことにも繋がるでしょう。
そこには何度も輪廻転生を繰り返した魂の記憶が存在したり、前世の肉体がやり残したカルマもあります。
こうしたことと向き合い、肉体という器を意識することで、自己肯定をすることに繋がります。
瞑想がリラックス効果を生み、脳を休める効果が絶大だということは化学的に証明されていますが、一方でスピリチュアルな面を持つことを覚えておいてください。

ヨガの呼吸法

ヨガで重要なのは“呼吸”です。
呼吸をサンスクリット語で『プラーナヤーマ』と言い、ヨガの呼吸法は自律神経を整える効果やイライラを抑える効果があることが分かっています。
『プラーナヤーマ』は“プラーナ”を身体に取り入れることを指し、“プラーナ”とは宇宙に充満しているエネルギーのことを指します。
活動、創造、改革、破壊、保護、全てのエネルギーはプラーナであり、さらに精神、精力、活力、生命もまた全てプラーナです。
正しい呼吸法を行うということは、①生命エネルギーが身体を巡る、②不必要なものの排出、③心身がエネルギーで満たされる、ということです。

ヨガではポーズをとることを中心に考える方も多いようですが、正しい呼吸法が基本となります。
基礎である呼吸法がきちんと出来ていなければ、ヨガから得られるものを受けることはできません。

◆ヨガの呼吸法の基礎『サマ・ブリッティ・プラーナヤーマ』◆

1.息を吸う=宇宙のエネルギーを受け取る
2.息を止める=エネルギーを活性化する
3.息を吐く=思考・感情の全てが空になる

1~3の間隔を伸ばしていくことを意識して行います。
“サマ”は『等しい』という意味で、1~3の長さが等しくなるようにします。
4秒息を吸う、4秒止める、4秒息を吐く、4秒止める、4秒息を吸う・・・・といった感じです。
背筋を延ばしてクッションや椅子に浅く腰掛け、練習をしながら徐々に進めていくと良いでしょう。

呼吸をコントロールするということは、感情に支配されないように心をコントロールすることです。
息を吸うことで交感神経を刺激し、息を吐くことで副交感神経を交互に刺激し、神経のバランスを取るのです。

心が疲れているときには

ヨガやヨガの呼吸法には、上記のような効果があります。
しかし心が疲れているときや、呼吸法が苦しいと感じるときには、無理に行う必要はありません。
深い呼吸が苦しいときは、すぐに通常の呼吸に戻して下さい。
息を整えてリラックスすることで、再度始めることができるでしょう。
また、心が疲弊して沈んでいるときには、優しく目を閉じて体を横にし、通常の呼吸で心身共に落ち着くのを待って始めてください。

呼吸が浅く短くなっているときは、人は緊張状態にあります。
そういう状態のときには、まず通常の呼吸を取り戻すことです。
そしてゆっくりとヨガの呼吸法を始めてください。
人には、喜びだけでなく、悲しみや怒り、憎しみなどの負の感情もあります。
そうした感情で支配されているときこそ、呼吸に意識を向けてください。

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