スピリチュアルから見た運命

運命は決まっているのか

“運命の人との出会い”“こうい運命だった”など、『運命』という言葉は人生において既に決定付けられたこととして使われますね。
生まれる家庭、親兄弟姉妹、人種、性別など、自分でコントロールすることができない事柄に関しては、生まれる前から決まっていたものだとされています。
さらに、仕事の巡り合わせや人間関係における出会い、結婚のタイミングなどに関しても、大まかなラインは決まった状態で生まれてきます。
これは前世のカルマのよって決まっていることもありますし、生まれてくる前に魂が決めている場合もあります。
このように、生まれる前から決められていて変更できない部分を『宿命』と言います。

では、運命はどんなことを指しているのでしょうか。
運命は、“運ぶ”“命”と書きますが、その通り自分で動かすことができる事柄を『運命』と言います。
例えば、Aさんとの出会いは宿命で決められているものでも、その出会いをどう発展させるかは自分次第だということです。

もしも人生の全てが既に決まっているものだとしたら、人は誰も一所懸命生きようとは思わないでしょう。
必死で勉強をしても、しなくても、この学校に進学することが決まっているとしたら。
どんなに好きな思いを抱いていても、好かれないことが決まっていたら。
「どうせ将来は〇〇になるって決まっているし」
「どうせ結婚相手は決まっているし」
誰もが人生を一所懸命生きようとはしないでしょう。
ですから人生は、ある程度の決まったことがある中で、自分次第で自分なりの生き方をして、幸せを見つけることができるのです。
例えば、宿命で出会うことが決まっているパートナーがいたとしても、その人と出会ったときに別のパートナーが居れば、宿命で決まっているパートナーとは成就することはなく、カルマとなって残るでしょう。
しかしそれで不幸になるというわけではありません。
人生は、自分で切り開くものなのです。

宿命とは

では、上記で出た『宿命』は、人にとってはどんなものなのでしょうか。
宿命は、簡単に説明すると『前世から定まっていること』で、変えられない避けることのできない事柄です。
また、宿命は運命の中に含まれており、運命の中の変えられない部分が『宿命』だと捉えると分かりやすいでしょう。
『宿命のライバル』という言葉がありますが、それは前世から決まっていた避けようのないライバルという意味で、ものの例えですね。
しかし中には、実際に『宿命の仲』の方もいます。
例えば、何度も何度も別れても、また出会ってしまう人はいないでしょうか。
子どもの頃に同じ小学校で、どちらかが途中で引っ越しをして転校し離れてしまったのに、その後、中学の部活動の全国大会で再会し連絡を取るようになり、お互いに高校受験で勉強が忙しくなって連絡を取らなくなり、高校生になって被災地のボランティア活動で再会し、さらに大学では共通の知人を通して再会するなど、縁があると感じる人がいる場合があります。
こうした縁は、まさに宿命が引き寄せているものだと言えるでしょう。
前世で悲しい別れを余儀なくされて「来世は必ず結婚しよう」と誓い合った仲なのかもしれませんし、前世では絶対的なライバルでお互いの力を認め合い「来世では一緒に仕事をしよう」と約束したのかもしれません。
ただし、現世でも果たせなかったカルマは、そのまま来世に持ち越すことになります。
カルマとは、過去世でやり残したことや成就できなかった思いなど、過去世から現世に持ち越したことです。
悪いイメージがありますが悪いことばかりではなく、良いこともカルマとなって残ることがあります。
宿命は、そんなカルマが影響することもありますし、生まれる前に魂が決めることもあるのです。

運命の出会いはあるのか

運命の出会いは、ソウルメイトのことを指します。
ソウルメイトとは“魂のパートナー”とでも言いましょうか、魂レベルで惹かれ合う関係です。
異性であるとは限らず、同性の場合もありますし、親子や上司部下の関係で出会う場合もあります。

しかし中には、「今度こそ運命の人!」と付き合う相手が変わる度に思う人もいるようです。
実は運命の人には、「運命の人だ!」と分かるような派手さはありません。
ドキドキやときめきのような感覚を覚えることはありませんし、むしろ安堵するような地味な感覚を覚えるでしょう。
始めて会ったのに懐かしい感じを受け、相手を受け入れることに抵抗感がなく、相手の親や家族も好きになるでしょう。
さらにお互いの間にいくつもの偶然を見つけることができ、本音で話すことができます。
会話が途切れても気まずさを感じることはなく、許すことができるのも運命の人の特徴ですね。
決してキラキラ輝くような印象を受けたり、ドキドキときめくような出会い方をするわけではないので、運命の人だと気付くのは『結果的に』ということになるでしょう。
しかし運命の人と出会うことができれば、ケンカや諍いがあってもお互いを見限ることはありません。
どんな苦労も困難も、必ず全てを良い方向に結論付けることができます。

人生は思うように生きるべき

既に決まっていて変えることができない宿命があり、自分で変えることができる運命があって、人の人生は成り立っています。
家庭環境や性別、結婚や就職は生まれる前から決まっているものがありますが、同様に“自分の意思で生きる”という自由も与えられています。
人間に生まれるということは、魂が最大限の自由を手に入れたということです。
決められた宿命があったとしても、宿命通りに生きる必要などありません。
もしもやり残したことがあったとしても、それは来世にカルマとして遺されます。
そうして何度もの過去世を持ちこして輪廻転生を繰り返してきたカルマを持っている人も、実は珍しくはないのです。
宿命はあります。
やりたいことを思い切りできない場面もあるでしょう。
しかし、それでも自分の人生を自分で切り開き、ポジティブに自由に生きることが正解です。
人生は思うように生きていきましょう。

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