スピリチュアル的“老化”

老化における肉体と魂の違い

親や祖父母、恩師など、自分より目上の人たちを間近で見る機会がある人は、人の“老化”を感じることがあるでしょう。
老化は、体力などの身体能力や、記憶力や計算力などの知的能力などの衰えにより、伴って気力も衰え、自信を失い、不安感や心配を強める傾向にあります。
物質は経年と共にいずれ必ず劣化し衰え、消滅して形を変えます。
それは人間にも言えることで、歳をとるごとに肉体は老化し、いずれは死を迎えます。

しかし魂は、肉体のように歳をとることはありません。
魂は経年につれて経験を積み、成長をしますが、劣化や衰えるということはないのです。
つまり、自分に対して物理的な(肉体的な)存在だという認識をしていれば、歳をとるごとに老化を感じるでしょうし、霊的な(魂の)存在であると認識していれば老化を感じることはないでしょう。

老化という点で肉体と魂を一致させ、老化させないようにするためには、肉体が劣化する前に自分が霊的な存在であるということに気付くことです。
肉体でも精神でもなく、魂の存在をベースに人生観を創り上げることが重要です。
魂は経年と共に成長し、消滅することはありません。
魂をベースに創り上げた人生は、いつか劣化し衰えて行くことを恐れる必要などないのです。
人生は、全て魂によって実現してきたものでできています。
身体能力や知的能力がどうであれ、人生は魂がコントロールしているものなのです。

肉体の老化に備えて霊的なベースをしっかりと築くことで、老化を全く怖くないものにすることができます。
意識的に霊界へ戻る準備をすることができれば、肉体を離れることは霊界への帰る喜びに満ちたものになるでしょう。
不安は、知らないからこそ起こるものです。
肉体を離れることは死を意味していますが、自分が魂の存在であることを知ることで、死への恐怖は持たずに過ごすことができるでしょう。

肉体が老化する原因

テレビの健康番組では、「体の酸化が老化を進める」「糖化が歳をとらせる」と言っていますが、遅かれ早かれ肉体は老化をするものです。
魂は老化しないということや、肉体が数100年も持つものだと早い段階で分かっていれば、酸化や糖化をさせない工夫や自分の体を大切にすることに着目をして、もっと自分の肉体を大切にするのかもしれませんね。
人間は生きていく中で、わざわざ肉体を老化させるような行動や振る舞いをします。
タバコを吸ったりアルコールを過剰摂取したり、イライラやストレスを溜め込んだり、疲労するほどの酷使をして十分な休息を取らなかったり、大食や小食、無理なダイエットなど、誰でも心当たりがあるでしょう。

しかし魂が歳をとらないのなら、肉体も歳をとらない存在にすればバランスが良いのでは?と思う方もいるでしょう。
確かにそうです。
老化しない魂と確実に老化する肉体では、バランスがおかしなことになってしまいますね。

では、老化しない魂に対して、肉体が老化するのはなぜでしょう。
それは、物質は経年と共に劣化し衰え、いずれ消滅して形を変えるという、スピリチュアルな法則があり、そのことで劣化や老化をしない魂を求めることを人間に意識づけたかったからだと考えられます。
魂の成長を望み、愛を深めて、自分を大切に人生を生きるということを考える必要があるのではないでしょうか。

エネルギーの流れが肉体の老化を遅くする

肉体が老化していくことを止めることはできません。
シワやたるみ、筋力の衰え、白髪が生え、視力や聴力も徐々に衰えてきます。
しかし年齢に差がなくても、見た目で若く見える人と老けてみてる人がいます。
外見では、目の下のたるみやほうれい線、白髪、シミなど、物理的な老化を感じるようになります。
実は、思考は肉体に直結しています。
若く見えるのも老けて見えるのも、思考次第で変えられるのです。

人間には“気”が存在します。
『気=エネルギー』は、目に見えるものではありませんが、常に人間の肉体と一体となって存在し、思考や感情によって流れを変えます。
いつもネガティブな思考を持っている人のエネルギーは、流れが滞り澱んでいるため、その状態は身体にも現れます。
ポジティブな思考で毎日を楽しく過ごしている人は、エネルギーが滞ることはありません。
つまり、その状態が身体に現れ、老けないというわけです。

魂の年齢

魂は年齢を重ねて老化することはありませんが、経験を積むことで成長を遂げることができます。

人には実年齢と魂の年齢があり、実年齢はこの世に生まれてからの年数を指しますね。
親子であれば、親の方が年上で子どもは年下になるのは当然です。
しかしこれを魂の年齢で考えると、この世の年齢と一致するとは限りません。
親よりも子どもの方が年上の場合もありますし、親子に限らず全ての人に当てはまることです。

魂年齢とは、『生まれ変わった回数』を示すものです。
魂は成長しながら輪廻転生を繰り返しますが、輪廻転生の回数が多いほど魂年齢は高いということです。
生まれ変わった回数が多ければ、それだけ経験は豊富だということですね。
この世には様々な魂年齢の魂が存在しますので、生まれたての魂もあれば、100回500回1,000回生まれ変わった魂もあります。

まだ幼い子どもでも、物事の道理や倫理、命の大切さを理解している子どもがいますが、それは魂年齢が高いことが考えられますね。
逆に、大人の年齢になっていても人を粗末に扱い、道徳心に掛けた、未熟な大人もいます。
これは魂年齢が低いことが考えられます。
魂は生まれたときから存在するものですので、元々の成熟度が魂年齢を示す一つの基準として考えることができます。

«
»